Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

貧乏人の安物買いの銭失い

今、子供の卒業式の準備で席次表を作ったり、名札を作ったりと細々とパソコンの前でカチャカチャしてる。その中で思い出の田んぼビデオの編集もしてるのだけど、皆に配るDVDのケースを買おう、そしてそのケースラベルを印刷しようと、カラーレーザープリンタを久しぶりに動かしてみた。
機種はNECの5600Cという、ドラムが交換できないタイプの廉価のカラーレーザープリンタだ。実売9000円ぐらい。

日本電気 A4カラーページ(LED)プリンタ MultiWriter 5600C PR-L5600C

日本電気 A4カラーページ(LED)プリンタ MultiWriter 5600C PR-L5600C

2013年に買ったからもう3年使った。元から付いてたトナーを使い切った後、本体価格よりはるかに高価な20,000円ぐらいにもなる純正トナーをを買わずに互換トナーでしのぐ。一度目は安いのにそこそこの品質だったので、これならばともう一回互換トナを買ったのが昨年の夏。ところがだ、その2回目のトナー交換は失敗だったらしく、直売所に出荷してるラベルーシールの印刷で4分の1は印刷不具合が出るという始末。夏に向けて困る。今のうちになんとかしなくてはと、失敗するのは嫌だからと純正のトナーを注文する。いろいろ割引で13,000円ぐらい。

今日純正のトナーが届いてさっそく装着。これで大丈夫だ、だって、モノホンなんだから、と喜んで印刷する。最初の1枚はよかった。歯車がガリガリいわないし、さすがの純正!と思ったのもつかの間、色がおかしい。チャートを印刷するとイエローが薄すぎるようだ。あれこれ調整するもまったくだめ。色がおかしい。カラープリンタとして致命的だ。

・・・結果、もう一度、5600C本体を注文する。ポイントが付いて実質7,000円ちょっと。純正トナーの半分じゃないか!純正のトナーを買ったのはなんだったんだ!昔みたく、30000円以上するプリンタならば多少インクが高くても納得いく。だって、高い機械を買ったのだから。確かに不具合が出たとき、インクを買うより新しいのを買った方がいいだろ、と思った。

でも、自分の中の天使の部分が、「治るのなら新しいインクで使った方がいいでしょ?互換品というちょっと怪しいものを安さに負けて買っただけでしょ?純正なら大丈夫。治れば、エコでしょ!だってこんな消費社会だから、使えるものは活用しようよ。」とささやいたのだ!

結局、20,000円ぐらいで新しいプリンタ。決断すれば7,000円。エコを考えて20,000円。だから、ドラム交換不能の修理不能の格安レーザープリンタなんだ。寿命が来たら終わりなんだ。故障したら終わりなんだ。なんか、おかしい。

農家はそんな風に買い物しちゃいけないのだ、とつくづく思った。俺のバカ。