Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

川のように人生は流れるわけで・・「リバー・ランズ・スルー・イット」

リバー・ランズ・スルー・イット

GyaO(4回は観ているはず)、☆5

モンタナの雄大な自然の中で暮らす牧師夫婦と兄弟。父親の影響もあって兄弟はフライフィッシングが大好き。牧師である厳格な父親の教えを守る生真面目な兄。それに対して性格は正反対。根っからの明るさと強さを併せ持つ弟。兄弟は大人になり、それぞれの人生を歩む。順調に見えたそれぞれの道。いつまでも変わらない・・はずだった・・

リバー・ランズ・スルー・イット [DVD]

自分的に映画で泣けてくるというテーマは「家族」「兄弟(兄妹)愛」「郷愁」「ほのかな恋」といったところ。この映画「リバー・ランズ・スルー・イット」は全部ありのチョー涙映画。つまり、人生を映画を描いているのです。ほんと、ツボにスパッと入ってしまいました。

初期のロバート・レッドフォード監督作品。若き日のブラッド・ピット(当時29歳)が準主役の弟役。彼の出演作では私的にナンバーワン!!「テルマ&ルイーズ」「カリフォルニア」「セブン」とこの「リバー・ランズ…」のビットが好きだなあ。後に大スターになるわけだけど、その才能というか、片鱗がこの作品に見えていると思う。輝いているもんなあ〜、ピット。

ピットだけじゃなく、トム・スケリットも釣りを愛し、厳格かつ家族を愛する父親をとてもうまく演じている。母親役のブレンダ・ブレッシンは「スリーピング・ディクショナリー」や「プライドと偏見」でも母親役がとても印象深い。兄のノーマンと恋人のジェシー役の人はこの映画以外ではそうでもないみたいだけど、この映画の演技はとても素晴らしい。それを引き出したロバート・レッドフォード監督の力ですかね。

ロバート・レッドフォードといえば、彼が監督主演の「モンタナの風に抱かれて」もモンタナの風景がとても美しかった。自然と映画を愛する気持ちがとても伝わる。この二本は何度でも観たい"モンタナ美し映画"です。