Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

グーニーズのこと

映画をいっぱい観ることができてとてもうれしい今シーズンの農閑期。一方で、ブログに感想を書く前に次の映画を見てしまい、あとで観た方の映画のことを書きたくなってしまう今日この頃。そんな一本を紹介。

みなさん、お元気ですか?

みんなが知ってる定番の映画を観てないということはよくあることなのだけど、そんな中の一本、「グーニーズ」を紹介する。公開から30年以上経ってようやく観られた。


グーニーズ(吹替版)


グーニーズ
GayO(初見)、☆3

悪ガキ4人組が、父親の借金で引っ越ししなくてはならなくなった一人のために、屋根裏部屋から見つけた古地図をもとに伝説の海賊が隠した財宝を探す冒険もの。僕の大好きなデイブ・グルーシンが音楽担当だし、公開当時、主題歌をシンディ・ローパーが歌って大ヒットしたから音楽的には百も承知の作品なんだ。でも観てなかった。

先日、「アメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)」に新たに加わる25作品という記事を見て、その中に「グーニーズ」が入ってたのを知り、懐かしく興味深く、とても観たくなったのだ。

まあ、映画自体は子供達の冒険ものだから、僕みたいなおっさんが見てどうのこうのということはないかと思ったのだけど、これが良くできていた。最初はギャグが子供向けだし、子供時代にこの映画を見ないといまいちかと思ったのだけれども、そこはさすがスピルバーグ組の映画。子供向けでも設定もロケもセットもしっかりしてる。小さい子供と一緒に大人が見ても耐えうる映画に仕上がっている。何よりも子供たちの表情が自然で素晴らしい!
スタンド・バイ・ミー」的、少年がちょっとだけ大人になる映画のエッセンスも入っていて、ずっと昔に少年だった僕は少しはキュンときたのだ。しかし、いくらキュンとしようが、おっさんオヤジであることには変わりなく、やっぱり、感動のつぼもそこにある。

グーニーズ4人組の冒険が終わって、現場に迎えにきたそれぞれの両親たちと抱き合う場面。発明好きな中国系アメリカ人の「データ」と呼ばれる少年。同じく発明好きな父親が息子に言う。

「お前はパパの最高傑作だ!」

心の中では、父親の誰もが息子のことをそう思っているのです。

minolta HI-MATIC 7sとMR-9互換電池が到着する

Zカメラからオールドフィルムカメラが到着した。minolta HI-MATIC 7sである。祖父のkonica auto S2 ELと同じ1966年製のカメラ。大きさも重さもほぼ同じ。レンズも共に45mm/F1.8。前者がマニュアル、プログラムEEなのに対して、後者はマニュアル、シャッター速度優先EE。底部の電池蓋が金属製なことなど質感はminoltaの方が高い。とはいえ、どちらもずっしりとした存在感がある。

そしてようやくAmazonから電池が届いた。MR-9型水銀電池を使うらしいのだが、今では普通には売ってない。アダプタを使うか、互換の電池を使うか。ここはZ診療所「C-41」処方箋通り、互換電池を注文したのだった。

minoltaもkonicaも電池を入れて見たら、露出計は正常に動いているようだった。素晴らしい!50年以上前のカメラだぜ。電気的な不具合がなければ、まだまだいけそう。

konicaは中学生の時に祖父に借りたことがあって、すぐに使い方は思い出した。おまけに純正のマニュアルが今もダウンロードできた。なんと素晴らしい。minoltaはZ診療所「C-41」の説明書付きなので無問題。手厚いサポートに感謝です。操作はしばらく慣れが必要ですね。

これからフィルムを買う予定。モノクロも撮りたい。早く撮りたい。デジカメと違い、いちいち手間がかかることに、彼女と付き合い始めた頃の幸せみたいなものを感じる(笑)

白の中での雑感

先週、3日間ほど雪が降り続いて、ビニールハウスの除雪を毎日やったあとは天気も落ち着いて一安心。ホウレンソウの収穫は遅れてて生育待ち。3回目以降の播種がちょっと遅かったのかも。これは作業と天気の問題だから仕方がなかったことなんだけど。

今シーズンはいつもになく読書ができている。積ん読の消化が進む進む。キュウリの仕事や世間のこととか、色々と考えることが多いからそんなことから逃れるため、いや、よりもっと本質を知るため考えるために読んでいる。と言うとかなりカッコイイ言い方。ほんとは単に好きなものを読んでいるだけなのだ。何を読んでいるのかじゃんじゃん書きたいとこなんだけど、自分の読んだ本を公開するのは頭の中を輪切りにして大公開するようでとても恥ずかしい。それに図書館で個人の貸し出し情報が絶対に公開されないように、こうしたことは作家とか著名人でないとメリットはないかもね。

映画もたくさん見てる方。これも語りたいけど、ブログへの感想が追っつかない。ドラマでもSFでも映画はなんでもそうだけど、所詮、人を描いているのだね。わからないのは人間そのものなんだね。

フィルムカメラも始めようとしてる。祖父の古い国産フィルムカメラを引っ張り出してきた。そして頂き物カメラ。とても昔のものとは思えない存在感。大きく、重く、冷たく、そして温かい。それに対して感じる現代のデジタルカメラのはかなさ。

少し前に始めた親指シフトで文章を書くこと。デジタルなのにとても気持ちはアナログ的。画像や動画などのメディアが溢れる時代なのに、いまさら新しく日本語エディタのアプリを使うことの新鮮さ。

新しいものは好きだけど、お金もとても欲しいけど、消費ばかりの生活はほとほと嫌になってきた。農家だから最も生み出すものに近いはずなの矛盾もいっぱい。ずっと存在するもの、逆に形のないものに心引かれる。生み出されて、消えてって、また出てくる。形がなくともそこに確かにあるもの。

昨日、息子と嫁さんと観に行った「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」。あれこれ、いわれてるけど、3人で観に行った事実は”フォース”よりも永遠に確かなものなのだ。時間と記憶の断片として。