Farmer's Talk Pop

(2018年12月末、はてなダイアリー「夢男のファーマーズ・トーク」を統合しました)

どうしてキミは…してくれないのか

一昨日からどうもMac miniのTimeMachineバックアップができなくなってしまった。

昨年末に某電気店のワゴンアウトレットでT社のポータブルHD容量1TBを格安購入。で、これはよいぞ、いつも使っている、自分で容量アップしてRAIDの少しファンがうるさいB社のHDとおさらばで安心安心!と思っていたのだった。ところが、ネットの情報を基に何回も設定ファイルを消したり、フォーマットしたり、設定を変えたりしてもダメ。原因はわからない。バックアップしないのはとても危険だ。おかしなことに大丈夫でないときに限ってバックアップが必要になる。しょうがなく、使っていたB社のうるさいHDに戻す。

ところがだ、そのうるさかったHDに戻した途端、バックアップがされるではないか。それまで何回も15分ぐらい経ってバックアップが失敗する時間になってもちゃんとバックアップは続けられている。終了予定7時間。そして放置する。

いろいろと用事があって、夕方家に戻ったら、バックアップは終わってた。何の問題もない。マックのシステムではなく、格安のT社のHDが原因なのは間違いない。ゴメンよ、B社のうるさいHDちゃんよ。これからは信じるから、信頼してなかったこと、許して♪


25年ぶりに真っ赤な真実が・・

冬休み、子供たちは隣町の図書館で勉強するというので、車で送って夕方迎えに行くというパターンが続いた。いつもアッシー君をやってたら、勉強しに来てるはずなのに子供たちがとても楽しそうで、それではと僕もやってみたくなったのだ。子供かっ!

で、こんなに図書館でぐうたらしたのはとても久しぶりで、広いガラス窓から入る日差しはとても気持ちいい。ふと、脇の棚を見てみると米原万里さんの著作がある。『マイナス50℃の世界』。米原さんの処女作のようだ。TBSのドキュメンタリー番組の取材にロシア語通訳として同行した体験記なのだ。それも子供向け。でも、この本は米原さんが亡くなった後に再出版されたもののようで、あとがきは実妹の井上マリ(故井上ひさし夫人)さんが書いている。それとある人物・・。

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実はこの旅行記に、一週間ばかり前に南半球から帰ってきたばかりでシベリアの極寒取材に参加したというアキレサンドル・シナメンスキー・ネルネンコと呼ばれる日本人作家が参加してるという記述がある。お分かりでしょう、彼は椎名誠氏です。米原さんは他のスタッフにも付いているあだ名を紹介している。いつも時間に遅れるカメラマン山本さん「オクレンコ」、にこにこしてるから「ニタリノフ(新田さん)」など。

で、ニタリコフで突然思い出したのだ! 25年ほど前に読んだ椎名誠氏の著作『ロシアにおけるニタリノフの便座について』のことを。そうか、米原さんもこの旅に参加していたのだ!

この本はとても椎名氏特有のウィットが効いていてお気に入りだった。この頃、椎名氏の著作をよく読んでいたのだよね。氏の小説はあまり好きじゃない。紀行ものやエッセー(あやしい探検隊シリーズとか)が好きだったのだ。同様に米原さんのドキュメンタリーやエッセイも好き。まさか、あのシベリアの旅に同行していたとは知らなかった。念のため、本棚の奥の奥からニタリコフ本を出してみた。埃を払って読んでみると通訳の米原さんには一言も触れてない。う~む。

隣町の図書館は井上ひさし氏寄贈の蔵書を元に開館された。そんで、氏の妻は井上マリさん。そして、彼女の姉は米原万里さん。その米原さんは若い頃にシベリア取材をしていた。その処女作が先のシベリア本。僕がその本を読んでその事実を知ったのが義理の弟の蔵書たくさんの遅筆堂文庫。僕の青春の椎名エッセイは米原さんも間接的に関係してた。う~む。時に図書館ぐうたらは必要なのだ!

マイナス50℃の世界 (角川ソフィア文庫)

マイナス50℃の世界 (角川ソフィア文庫)

ロシアにおけるニタリノフの便座について (新潮文庫)

ロシアにおけるニタリノフの便座について (新潮文庫)

2015の終わりと2016のはじまりに。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

さて、2015年の大晦日は子どもたちがNHK紅白で大いに盛り上がり、それをチラ見しながら、先日真っさらからシステムの再構築中のMacちゃん復旧作業の続きをする。今回は紅組が勝ったのだってね!途中見たら、白組は娘たちのお気に入りの星野源ががんばってたけど(他にもがんばってたろっ!笑)相も変わらずのお決まりのジャニーズ軍団とEXILE軍団で、それに対して紅組は椎名林檎miwaちゃん(ここだけちゃん付けかっ!笑)などかなりなものであり、赤いスイートピーで決めた松田聖子のおかげもあって勝ったのではないだろうかと分析してみた。

ま、そんなことはどうでもいい(笑)。裏で見てた映画の話をする。

未来警察

Amazonビデオ(2回目)、☆3
未来警察 [DVD]

ご存じ、作家で映画監督のマイケル・クライトンのオリジナル脚本・監督作品。主演はTV「マグナムPI」のトム・セレック、「ステイン・アライブ」「フラッシュダンス」のシンシア・ローズ、ヘビメタバンド"キッス"のボーカル、ジーン・シモンズが出てる。

ロボットが日常生活に普通に入り込んでいる近未来。ロボット技術は欠かせないものとなってる。そのロボットが絡む事件を担当するのが警官のトム・セレックとシンシア・ローズ。ロボットを悪用するいかにも悪いやつがジーン・シモンズマイケル・クライトンであるが、まあB級SF映画といった感じの展開。かなり前に見て今回が2回目である。今さら何で見たのかというと、実はシンシア・ローズを久しぶりに見たくなってしまったのだ(笑)。先日「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のレイア姫ことキャリー・フィッシャーを久しぶり見たこともあって、記憶の糸をたぐって思い出してしまったのだ。ところがだ、そうした下心で見た映画だったのだが(笑)、これが思わぬところでグッと来て、なかなかよかった。

劇中、家庭やオフィス用のロボットが狂って人間に危害を加える。それは悪人シモンズが特殊なICチップを取り付け、テロに応用して一儲けを企んでいるからなのだ。その中でフローターというローターがついた空中カメラが出てくる。おお、今流行のドローンではないかっ!拳銃から発射されるのが誘導小型ミサイル(最近、新聞で開発されてるうんぬんの記事を見た)、その他家事ロボットだったり、ネットワークカメラだったり、インターネットや携帯電話が全く普及してない時代にもかかわらず、的確な未来予想が描かれる。さすが、マイケル・クライトン
で、映画はいろんなことがあって事件は解決するのだが、最終的に勝ったのは「愛」だったのだ!映画が終わってからラストクレジットが出てくるまで、事件を通してラスト直前で恋仲になったトムとシンシアがずっとキスしてる。最後にこんなにキスしてる映画ってある!?。あったら教えて!(笑)

現在、お掃除ロボット"ルンバ"やドローンなどのロボット技術を応用した家庭製品が出てきてるのだけど、これからはきっと映画のようなトラブルも多くなる。それはどうしても逃れられないはずで、それを解決するにはどうするのか。・・・きっと「愛」なのである。すべてのトラブルを解決するのは。

と娘たちの音楽の嗜好について行けず、紅白歌合戦視聴から脱落してパソコンの前でカタカタといじりながら映画を観ていたオヤジは、これから起こりうるすべての難問の解決を「愛」に任せよう、という結論に至った2015年の終わりと2016年の始まりであったのだ。